The Loewe Foundation
Craft Prize
Craft Prize
クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソンが2016年に設立した毎年開催のロエベ財団 クラフトプライズは、現代のクラフトマンシップの卓越性や芸術性、新しさを称えるものです。今日では、1846年に誕生した皮革製品の工房としてのロエベのルーツを誇りとして、現代文化における工芸の重要性を謳っています。
第7回ロエベ財団 クラフトプライズは、大胆に未来を目指すフォルムの実現に、古くから受け継がれてきた叡智を駆使する作品を多数お届けします。審査では、優れた技術力と、革新性と芸術的ビジョンとをバランスよく取り入れた素晴らしい作品を審査員が選出しました。今年は、124カ国3,900点を超える応募の中から、16カ国と地域の30のファイナリストが選ばれました。
デジタルエキシビション
ファイナリストの作品30点と、アーティストや制作過程についての情報、ここでしか見られないスタジオツアーをお楽しみください。
パリでの展示
2024年5月15日~6月9日、パレ・ド・トーキョーにて実際の作品を展示いたします。
PALAIS DE TOKYO
第7回ロエベ財団 クラフトプライズの展示は、パリのパレ・ド・トーキョーで開催され、展覧会カタログに収録します。パレ・ド・トーキョーは、1937年の現代生活における芸術と技術国際博覧会(パリ万博)のために建設され、著名建築家アンヌ・ラカトンとジャン=フィリップ・バッサルによって2012年に修復された、ヨーロッパ最大の現代美術の殿堂です。
今年の展示は、この美術館の慣習にとらわれない友好的な方針や、芸術への認識の改革という共通ビジョンに合致しています。
会場
Palais de Tokyo
13 Avenue du Président Wilson
75116 – Paris
開催時間
水~月:12pm – 10pm
木:12pm – 12am
火:休み
入場無料
THE JURY
審査員
ジョナサン・アンダーソン
ロエベ クリエイティブ ディレクター
チョ・ミンスク
建築家、2014年ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展で金獅子賞受賞
深澤直人
デザイナー、日本民藝館 館長
稲崎栄利子
ロエベ財団 クラフトプライズ2023受賞者
シーラ・ロエベ
(審査委員長)
ロエベ財団プレジデント
マグダレン・オドゥンド
陶芸家
オリヴィエ・ガベ
ルーブル美術館美術部門ディレクター
ワン・シュウ
建築家、プリツカー賞受賞者
ディヤン・スジック
エッセイスト、ロンドン デザイン ミュージアム エメリタスディレクター
エーブラハム・トーマス
ニューヨークメトロポリタン美術館学芸員
パトリシア・ウルキオラ
建築家、工業デザイナー
アナチュ・サバルベアスコア
スペインの大手新聞「El País(エル・パイス)」 建築、デザイン担当評論家
専門委員
アンドリュー・ボナキア
インディペンデントキュレーター&ロエベアートコンサルタント
アントニア・ブーストレム
元ロンドン・ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館・展覧会ディレクター
ヘヨン・チョー
韓国工芸デザイン財団事務局長
ケリョン・チェ
ガラスアーティスト、ロエベ財団 クラフトプライズ2023ファイナリスト
アンディレ・デャルバニ
陶芸家、ロエベ財団 クラフトプライズ2022ファイナリスト
サラ・フリン
陶芸家、ロエベ財団 クラフトプライズ2017ファイナリスト
珠数 かおり
金細工職人、ロエベ財団 クラフトプライズ2023ファイナリスト
ヴォルフガング・レッシェ
元ミュンヘン商工会議所・展示会・見本市長
ユハ・マルッティラ
ロエベ レザーグッズデザインディレクター
アマンディン・ナナー
パリ、パレ・ド・トーキョー学芸員
メアリー・サヴィーグ
スミソニアン・アメリカ美術館レンウィック・ギャラリー(ワシントンDC)クラフト部門キュレーター
アナチュ・ サバルベアスコア
(審査委員長)
スペインの大手新聞「El País(エル・パイス)」 建築、デザイン担当評論家
Loewe
FOUNDATION
ロエベ財団は、デザインや工芸への支援を目的として、ロエベ創業者ファミリーの4代目であるエンリケ・ロエベ・リンチにより、私設の文化財団として1988年に設立されました。現在は娘のシーラ・ロエベのもと、世界の創造性と教育プログラムを促進し、詩歌、舞踏、写真、アート&クラフトの各部門の遺産を保護する活動を行っています。2002年には、スペイン政府による最も権威の高い褒賞であるメリット・ファインアート部門金メダルを受賞しました。
LOEWE
ロエベは1846年にスペインで創立され、豊かなクラフトマンシップを脈々と受け継いできました。皮革製品の工房として始まったロエベは、専門的な職人技を活かしてデザインと製造に独自に取り組み、世界有数のラグジュアリーファッションブランドに進化を遂げたのです。
2013年からは、クリエイティブ ディレクターとなったジョナサン・アンダーソンのもと、知的でありながら遊び心あふれるファッションへのアプローチや、大胆で活気に満ちたスペインのライフスタイル、そして卓越した皮革についての専門知識に裏打ちされた、クラフトと文化を重視するブランドとしてのロエベの新たな章へ踏み出しました。2016年に創設された現代のクラフトのための国際的な賞「ロエベ財団 クラフトプライズ 」を通した世界中のコンテンポラリーアート、工芸、文化への支援というロエベのコミットメントは、こういったコアバリューを反映しています。
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クレジット
作品写真
シャルル・ネグレ
作品映像
マッシミリアーノ・ボンバ
インスタレーション写真
ヘイッキ・カシ
exhibition stills